2019 春 ふらっと茨城へ その1
観葉植物レンタル、リースのグリーンポケット横浜戸塚店
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さて、来月からの元号が「令和」に決まりました。
248番目の元号であり、出典は「万葉集」かららしい・・・
「そう言えば、うちに万葉集あったよなぁ」
と思い探し出してみると、
あった、
どれどれ、
梅花の歌32首并に序
天平2年正月13日、師の老の宅に萃まるは、宴會を申ぶるなり。
時に初春の令き月、氣淑く風和み、梅は鏡の前の粉を披き、乱は珮の後の香を薫らす。
見つけました! 佐佐木信綱 編 p217
「師の宅」とは福岡県にある太宰府らしく、そこに咲く「梅の花」を愛でて詠んだ歌32首の様です。
さて我が家では、暖かくなって来たのでどこか出かけようという事で、4/29,30茨城県に夫婦で行って来ました。
なんたってどこか行こうと思い立ったのが2日前、私の行きたかった「鹿島神宮」に決まったのが1日前ですから準備不足もいいところです。
その「鹿島神宮」の御祭神は「武甕槌大神」(タケミカヅチノオオカミ)です。
この神様、かなり強いんですよ!
過去記事の「伊勢神宮」を説明する時に用いた、「古事記」から極端に崩して若干脚色して説明します。
神様の名称はカタカナで簡略表記致します。
昔々、高天の原(天)を「アマテラス」が治め、葦原の中つ国(地)を「オホクニヌシ」が治めていました。
しかし「アマテラス」は、葦原の中つ国は「わが御子であるアメノホシホミミが治めるべき」と突如言い出しました。
「アメノホシホミミ」は「天の浮橋」から下の国を見て、「あんな騒がしくて荒れた国に行きたくない」と高天の原に戻り「アマテラス」に言ってしまった。
さぁ大変、誰かが「オホクニヌシ」を説得しなければ、
まずは「アメノホヒ」を遣わしたが、「オホクニヌシ」にへつらいなびいてしまい、次に「アメノワカヒコ」を遣わせたが、「オホクニヌシ」の娘を妻にしてしまい音沙汰なし。
どうした事かと問うために遣いに出したキジの「ナキメ」は殺される。
そして次に遣わした神が「タケミカヅチノオオカミ」なのです。
「タケミカヅチ」は出雲の国の「伊耶佐の小浜」に降り立ち、十本の剣の柄を突き刺して尖った剣の先に胡坐で座るという、中国雑技団も真似できないアクロバティックな態勢で「オホクニヌシ」に話しかける。
「葦の中つ国は、アマテラスの御子が治めるものだぞ、こりゃーっ!」
「オホクニヌシ」は今回はヤバイのが来たぞ、関わりあいたくないなぁ~、どうするか?と考え、
こう答える「私の跡を継いだコトシロヌシがお答えします」と、
すぐに「コトシロヌシ」が連れてこられ、「タケミカヅチ」が改めて尋ねると、よっぽど怖かったのかあっさりOKを出してしまい、その後「コトシロヌシ」は引きこもりになってしまう。
しかし「オホクニヌシ」はもう一人「タケミナカタ」が居ると、「タケミカズチ」に言う。
すると千引きの大岩を掌に乗せて「タケミナカタ」がやって来て、「お前か!俺の国にやって来てこそこそ嗅ぎまわっているのは、俺と力くらべでもするか?受けるならばまずは俺がお前の手を握るぞ!」と挑んできた。
「タケミカズチ」が手を「タケミナカタ」に握らせたかと思うと、「タケミカズチ」の手がすぐにツララに変わって、すぐに剣に変わってしまい「タケミナカタ」は怖気づいて手を放してしまう。
次に「タケミナカタ」の手を「タケミカズチ」が握り返した途端に握りつぶしてしまい、体ごと放り投げてしまった。
「タケミナカタ」はヤバイ!マジヤバすぎる!と逃げ出しますが、諏訪の湖で「タケミカズチ」に追い詰められます。
仕方なく、「タケミナカタ」は「葦の中つ国は差し出します。私はこの地から出ませんから殺さないで下さい」と「タケミカズチ」に懇願した。
(「タケミナカタ」は諏訪大社の祭神になっています)
「タケミカズチ」は出雲の国に戻り「オホクニヌシ」に迫ると、「しょうがない、葦の中つ国は天つ神に奉ることにする。その代わり私の住処だけはこの地に立派なものを建ててくれ」とお願いした。
(「出雲大社」がその住処になる)
結構長くなってしまいましたが、要約すると「タケミカズチ」は「オホクニヌシ」とその子供を脅し、タイマンを張って「葦の中つ国」を獲ったって事でしょうか?
まるで一昔前の不良少年の様な神様なのです。
その後も色々すったもんだありますが、「タケミカズチ」の説明なのでここまでにします。
さて当日、AM8:20に我が家を出発です。
天気がはっきりしません。おまけに寒いし・・・、
目指すは「鹿島神宮」
「千鳥町IC」で首都高速を降りる。
この先は別料金になるので、ナビの一般道優先モードにて「鹿島神宮」を目指します。
PM12:30に「鹿島神宮」に到着しました。
「桜門」をくぐり
拝殿でお参りをします。
さらに進むと、茨城県の天然記念物に指定されている「鹿島神宮の森」の中にある「奥参道」があります。
空気がガラリと変わります。
国歌「君が代」にもある「さざれ石」です。
「奥宮」をお参りして、右に進むと
霊石「要石」です。
どれどれ、
ちいさっ、
違います。地表に出ているのは「要石」のほんの一部になります。
「武甕槌大神」が降臨した時に御座した石とも、地震を起こす大鯰の頭を押さえている石とも言われている。
徳川光圀の「水戸黄門仁徳録」には、家来に掘らせてみたがあまりに巨大で「七日七夜掘っても掘りきれず」との記述がある。
さて、来た道を「奥宮」まで戻り反対側の坂を下ると、
「御手洗池」があります。
400Kl以上/日の清水が湧出し、古くから禊の場となっている。
さて、「鹿島神宮」を後にして大洗町へ向かいます。
「2019 春 ふらっと茨城へ その2」へ続く
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